Archive for 10月, 2024

こども探鳥会報告と定例探鳥会(10月)のご案内

木曜日, 10月 24th, 2024

10月のこども探鳥会の報告

令和6年10月12日(土)午前8時から9時30分
天気:快晴、開始時気温14℃
参加者:21人(大人11人、小学生10人)

澄み切った快晴の青空の元、秋らしい爽やかな探鳥会でした。初めに、参加者の皆さんから最近の野鳥情報をお聞きしました。田んぼでイカルチドリを観察したこと。小千谷の山本山で鷹柱の観察をしてきたこと、などなど。探鳥会の開始早々、イカルが13羽以上の群れで頭上を飛びました。最近、イカルの観察が増えています。じっくり観察できたのは、クロスカントリーコース上でキジバトが何かをついばんでいる姿と、上昇気流に乗ってどんどん高く上がっていくノスリでした。子どもたちは、いつも見られるホオジロが確認できなかったことを疑問に思っていました。鳥のほかに、野の草花や虫たちの観察も楽しかったです。

確認できた鳥(15種):キジバト、ノスリ、コゲラ、モズ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、メジロ、ムクドリ、スズメ、セグロセキレイ、イカル

 

探鳥会で撮影された野鳥など


▲キジバト


▲ノスリ


▲探鳥会の様子


▲探鳥会の参加者たち

 

10月の定例探鳥会のご案内

移動する野鳥や冬羽への生え替わりなど野鳥の暮らしが変わる時期です。冬鳥の飛来も確認できそうです。新しい出会いを求めて探鳥会に参加してみませんか。

【日 時】令和6年10月26日(土)6時~9時
【集合地】「森の学校」キョロロ駐車場
【日 程】6:00 探鳥会開始
     8:40 鳥合わせ・情報交換
     9:00 終了予定

 

最近撮影された野鳥


▲ノビタキ


▲カモ類の群泳(マガモ、オシドリ、コガモ)



▲ノスリ


▲カシラダカ


▲アオゲラ


▲カイツブリ


▲モズ

【第3回】ゲンゴロウ相調査【市民協働調査】

水曜日, 10月 23rd, 2024

去る10月19日(土)にゲンゴロウ相調査の第3回目を実施しました。天候が悪い予報でしたが、なんとか野外での調査中は小雨程度で済みました(標本作製中には一時大雨になりました)。

活動中の様子を写真に撮り忘れてしまいましたが、第1回第2回と同じように採集しています。採集したゲンゴロウ類は、タトウに並べて標本にしました(下の写真)。

今回の調査では計10種のゲンゴロウ類が採集され、うち1種が新記録となりました。毎回少しずつ新記録種が増えており、多くの目で探す市民協働調査だからこその成果と言えるでしょう。

今回の成果:

[コツブゲンゴロウ科]
1. コツブゲンゴロウ

[ゲンゴロウ科]
2. ツブゲンゴロウ
3. ニセコウベツブゲンゴロウ(New!!)
4. キベリクロヒメゲンゴロウ
5. オオヒメゲンゴロウ
6. ヒメゲンゴロウ
7. コシマゲンゴロウ
8. クロゲンゴロウ
9. チビゲンゴロウ
10. クロズマメゲンゴロウ
(順不)


▲ タトウ標本(ゲンゴロウ類以外にも水生甲虫が並んでいます)

【実りの季節の花々】10月の花ごよみしらべ

日曜日, 10月 13th, 2024

10/12(土)に10月の「花ごよみしらべ」を開催しました。
紅葉にはまだ早いですが実りの季節を迎えた里山。47種の開花した植物を確認できました。

▲オヤマボクチ
秋の代表的なアザミの仲間、オヤマボクチ。迫力のある花を付けます。

▲シラネセンキュウ
小さな花が集まり、花火のように放射状に広がります。

▲アキノキリンソウ
日当たりのよい林縁に咲いていました。

▲ミゾソバ。花盛りでした!

▲カラハナソウの果実
ビールの原料となるホップに近縁の植物で、割って舐めてみるとフルーティーなビールの苦みが口に広がりました。

▲ベニバナボロギク。これでも立派に開花しています。


▲巨大なノウタケを発見しました。触るとパンのような触感。キノコの季節になってきました。

先月よりも徐々に開花植物は少なくなりましたが、秋の花々や実りをたくさん観察することができました。
次回は11月2日(土)13:30から、今年度最終回になります。
ご参加お待ちしております!