Archive for the '②里山だより' Category

【里山の伝統行事体験】山仕事の無事を願う「十二講」&弓矢づくり

木曜日, 2月 15th, 2024

2月11日(日)に山仕事の無事を祈る里山の伝統行事「十二講」イベントを開催しました。
かつての雪里では雪が降り積もっているこの時期に山に入り始め、伐った木を雪ぞりを使って運び出しました。
「十二講」はそんな山仕事の無事を山の神様に祈願する伝統行事です。現在では人と山の関わり方が変化したこともあって、松之山では数十年前に途絶えてしまいました。
人と自然とのつながりを色濃く感じられる行事を、キョロロではイベントとして開催し継承しています。

まずは藁を使って弓矢づくりの縄を作るところからスタートです。
藁をすぐり、藁をたたいて柔らかくし、自分の腕を広げた長さの藁縄を作ります!


講師の佐藤一善さんからレクチャーをいただきながら、藁縄を綯っていきます。
コツをつかんでくると子どもたちも上手に藁縄を綯えるようになってきました。


完成した藁縄と、ネマガリダケを使って弓矢を作ります。
藁縄は「とっくり結び」でネマガリダケに結んでいきます。



各自が藁とネマガリダケで弓矢を作りました!
藁の扱い方、紐の結び方など里山の暮らしの中で育まれてきた知恵と工夫をたくさん感じることができました。
写真はありませんが、お供え用に小さく丸めた米粉のお団子を藁筒(ワラツトッコ)に入れ十二講のお供えを作りました。
最後にキョロロの玄関前で、雪の上に弓矢と共に飾り山仕事の無事を祈願しました。
山での皆様の活動が、今年も無事に行えますように!

今回の十二講の様子は上越ケーブルテレビジョン様から取材いただきました。
▶春を前に山仕事の無事を祈願!キョロロで「十二講」(十日町タウン情報)
https://tokamachi.yukiguni.town/l-news/203237.html
こちらも是非ご覧ください!

満月のブナ林スノーシュー2024のご案内

金曜日, 2月 2nd, 2024

\満月のブナ林を散策しよう!/

静まり返った夜のブナの森、雪面に伸びるブナの月影、満月に照らされる幻想的な明るいブナ林をスノーシューを履いて散策します。

普段はなかなか体験できない夜のブナ林での特別なひと時を過ごしませんか?
催行は天気次第(悪天候の場合は中止となります)。満月がきれいに見える夜となることを祈っています。

【日時】2024年2月24日(土)19:00~20:00 ※月の出の関係で満月前日となります。
【定員】20名(予約制)
【体験料】800円、小学生未満無料、友の会:高校生以上300円、小中学生200円
【集合】「森の学校」キョロロ
【装備】防寒対策、雪の上で活動できる服装や足回りをご準備いただきお集まりください。スノーシューはご用意いたします。
※悪天候等により月が見えない場合は中止します。催行中止の場合は当日ご連絡いたします。


雪庇発達中です

木曜日, 2月 1st, 2024

屋根の雪が徐々にずり落ち、館周辺は現在雪庇の発達と落下が進行中です。
スノーシューご利用時は近寄らないようご注意ください(※レンタル時に注意喚起中)。
窓が徐々に埋まりつつありますが、今冬は小雪のため、窓が完全に埋まることはあるでしょうか⁉