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こども探鳥会の報告(6月)と定例探鳥会(6月)のご案内

木曜日, 6月 26th, 2025

2025年度 第3回こども探鳥会の報告

日時:令和7年6月14日(土)午前8時~9時30分
天気:雨、開始時の気温18℃
参加者 大人11人、中学生1人、小学生3人

朝から雨になり、集合は学園のピロテイ。群馬県からもご参加いただきました。出発して間もなくプール脇にハクセキレイの番とキセキレイが現れました。ツバメは一回目のヒナが巣立ち、田んぼ周りにハクセキレイがしきりに飛び交っていました。こちらもひながかえっているようでした。キツツキ類もドラミングとケッケッという地鳴きをしていますが、識別はできませんでした。アオゲラは一声ピョーと鳴いてくれました。カッコウ、ホトトギスが鳴き、初夏の様子を醸し出していました。カラ類もヒナが孵り、賑やかな夏の探鳥会でした。

確認できた鳥(25種):キジバト、アオサギ、ノスリ、ホトトギス、カッコウ、コチドリ、ノスリ、コゲラ、アオゲラ、サンショウクイ、ハシボソガラス、ヤマガラ、ヒガラ、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、イカル、ホオジロ

 


▲ 雨のために校舎のピロティからの観察


▲ 雨の中の観察会


▲ 一番多く観察されたヒヨドリ


▲ 飛び立つノスリ


▲ ハクセキレイ


▲ スズメ

 

6月の定例探鳥会のご案内

松之山野鳥愛護会と「森の学校」キョロロが協働で開催する、松之山地域の野鳥相を調査する定例探鳥会を今年度も毎月第4土曜日に開催しています。
夏鳥の繁殖もピークを迎えています。驚かさないように観察をしましょう。

【日 時】令和7年6月28日(土)午前4時30分〜7時30分
【集合地】「森の学校」キョロロ駐車場
【日 程】4:30 探鳥会開始
7:10 鳥合わせ・情報交換
7:30 終了予定

 

キョロロの森は開館時間の利用に限定されています。松之山野鳥愛護会またはキョロロが主催する探鳥会を除き、許可なく立ち入りはできません。

また、地域内でも来訪者による野鳥観察が原因となって、地元とのトラブルが多発しています。
掲示されている看板の内容に従っていただくとともに、ルール・マナーの順守徹底をお願いいたします。

 

最近撮影された野鳥


▲ カルガモ


▲ アオサギ


▲ カッコウ


▲ サシバ


▲ 飛び立つサシバ


▲ 虫を蒸しをついばんでいるハシボソガラス


▲ スイバの実を食べるカワラヒワ

【外来種は何が問題か?】中学生の体験学習(環境保全活動)

金曜日, 6月 20th, 2025

現在キョロロでは教育利用のハイシーズンを迎えており、小中学校の総合的な学習・理科、小中高生の教育旅行、幼・保育園の体験など、キョロロをフィールドに、または園や学校周辺の環境で、里山の自然を舞台とした「体験」と「学び」を深める活動が連日展開されています。
先日は、環境保全活動に関連した授業の一環として、松代地区の中学校にうかがってきました。

教室内での座学では、「外来生物を学ぼう-外来種は何が問題か-」と題して、生物多様性・生態系サービスと関連付けながら、外来種やその問題について研究員が解説しました。

▲座学「外来生物を学ぼう-外来種は、何が問題か-」

フィールドでは松代地区内のため池にて、水生生物の採集と観察を行いました。
アメリカザリガニが定着している池では、60匹以上のザリガニを捕獲しました。
ザリガニがいる池・いない池では、生育・生息する生物にどんな違いがあったでしょうか?


▲採集した水生生物の観察


▲アメリカザリガニが生息する池でのザリガニの捕獲

実際に多様な生き物を観察しながら、松代地区の自然環境の特徴に触れることができました。
体験的な学びを通して、引き続き地域の自然の価値や課題を探究していきましょう!

【自然を科学的に探究】高校生のフィールドワーク

木曜日, 6月 12th, 2025

6/11(水)長野県飯山高校探究科1年生の皆さんが「科学的な調査研究の方法」を学ぶことを目的として、里山を舞台としたフィールドワーク(野外調査)でキョロロを訪れました。
飯山高校はスーパーサイエンスハイスクール(SSH)の指定を受けており、特に探究科は科学的思考や国際性を育むことを重視した学科です。
キョロロでの活動は9年目になりました。小雨がぱらつく中、3つのグループ(野鳥班、ブナ林班、土壌動物班)計5班分かれて、キョロロの学芸スタッフや地域の自然観察インストラクターのサポートのもと、キョロロ周辺の里山で野外調査を行いました。


野鳥班はキョロロの森の園路を一定の時間をかけて歩きながら、環境毎に確認された野鳥の種類や個体数を記録し、その生息密度を推定しました。
ブナ林班は、観光利用されているブナ林「美人林」の中で、人が多く訪れる地点とほとんど訪れない地点の間で、林床に生育する植物の種類や土壌の硬さ、落ち葉の粉砕の程度などを比較し、美人林のオーバーユースの影響を考えました。

土壌動物班は同じく人の出入りの頻度が異なる美人林の2地点において、一定時間土壌中に生息する小さな生き物たちを吸虫管などで採集しました。
採集した土壌動物を室内に持ち帰り、ルーペなどを使ってその種類や個体数を調べ、地点間で比較しました。

午後は、午前中の野外調査で得られたデータから明らかとなったことを班ごとにデータの整理とまとめ作業を行いました。
平均値や分散の算出や、データのグラフ化などを行い、科学的にデータをまとめる手法について学びました。


今回の体験が、自然を科学的に捉え、考えることの大切さや面白さを理解するきっかけとなれば嬉しく思います。