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雪の上の落し物

土曜日, 2月 27th, 2010

今日は松之山野鳥愛護会の定例探鳥会に参加してきました。スノーシューを履いて雪の上を2時間ちょっと歩いたら、16種の鳥を観察することができました。天気は霧雨が降ったりやんだりでいまいちでしたが、とても寒いというわけではなく、少しずつ春が近付いていることを実感します。

1か月前はとてもきれいな純白の世界だったのですが、今日雪の上を歩いていると、冬前に落ちなかった葉っぱやら、

細かい何かの破片やらが落ちています。

この細かくて小さい粒々をよ~く見てみると、

植物のタネでした。左は杉のタネ、右はカラマツのタネです。カラマツのタネは一見カエデ類のタネとよく似ていますが、ずっと小型です。風で飛ぶように翼(よく)が付いています。種子を風に運んでもらう(風散布)植物の種子はふつう翼やタンポポのような綿毛が付いていて、種子を遠くに飛ばす工夫がしてあります。雪が降らないところでは、種子が地面に落ちたらどこにあるか分かりませんが、ここのような豪雪地帯ではとても目立ちます。こういった種子を見ながら山を散策するのも豪雪地ならではの楽しみです。

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撮影日:2010年2月27日