Archive for 10月, 2019
アンコール展「美人林ものがたり」の開催について
月曜日, 10月 14th, 2019「森の学校」キョロロでは、10月19日(土)よりアンコール展「美人林ものがたり-里山の美しきブナの森の秘密-」を開催いたします。
この企画展は平成29年度秋-冬季に開催した企画展のアンコール展で、松之山のブナ林「美人林」をテーマに、四季折々の美人林の美しさの背景を、ブナ林に関わる里山の暮らし、雪国ならではのブナの生態などからたっぷりと紐解きます。展示ではドローンで空撮した四季の美人林の迫力ある映像がまず来館者をお迎えします。また、「美人林の名付け親は?」「美人林の地下にトンネルがある!」「美人林のブナが弱っているって本当!?」といったトピックを物語形式で多数紹介します。参加型展示やクイズも多用しながら、様々な美人林のものがたりに触れることができる企画展です。
会期は2020年3月15日(日)までで、これから始まる秋の紅葉や冬のスノーシュー散策など、美人林への来訪と合わせてご覧いただきたく思います。
期間:2019年10月19日(土)~2020年3月15日(日)
※展示入れ替えのため、10月16日(水)~18日(金)は休館とさせていただきます。予めご了承ください。
カエルのジャンプを調べよう!
土曜日, 10月 12th, 20199/28(土)に第5回キョロロ生物部を開催しました。
今回のテーマは「測る」。カエルのジャンプ力を種類ごとに測ってみました。
カエルといえばその強いジャンプ力!でもカエルによってジャンプ力に違いはあるのでしょうか?第5回キョロロ生物部ではカエルの種類やカエルの体の特徴(脚の長さや体重など)とジャンプ力の関係を調べてみました。
最初にカエルのジャンプについてみんなで予想してみます。
「体が一番小さいアマガエルが一番ジャンプすると思う」
「体が一番大きいヒキガエルが一番ジャンプすると思う」
「脚が長いトノサマガエルが一番ジャンプすると思う」
など、それぞれにどのカエルが一番ジャンプするのか、理由とともに予想します。
その後、キョロロの周りの田んぼ周辺でカエルを採集しました。
それぞれカエルを3種類選び、種類ごとにジャンプする距離を測りました。
白いボードの上に書かれた円の中にカエルを入れ、そこからジャンプした距離を測りました。
最後に、計測した値をそれぞれまとめます。
距離だけではなく、カエルの体重を計ったり、脚の長さや体の長さを測ったりして、ジャンプした距離と関係があるのかを考えてみました。
結果、一番ジャンプしたのはアズマヒキガエルの66cm、第2位はヤマアカガエルの59cm、第3位はシュレーゲルアオガエルの40cmと続きました。
「体の大きさとジャンプ力は関係があるかもしれない」
「他のカエルはもっとジャンプするのだろうか?」
「体の大きさが一緒だった場合、どのカエルがジャンプ力が高いのだろうか?」
得られた結果から、次の疑問がわいてきました。
今回のキョロロ生物部では、「測る」テーマにカエルのジャンプ力を種類ごとで比べてみることに挑戦しました。
種類によってジャンプする距離が違うことや、体の大きさや脚の長さがジャンプ力に影響しているのかもしれない、ということを観察を通じて考えを深めました。
次回は10月26日(土)です。今年度の最終回となります。
<キョロロ生物部>
里山の生き物をどんどん「探究」するイベント『キョロロ生物部』が今年からスタートしました。里山の生き物をテーマに、予想→調べる→結論という科学的な思考を毎回体験し、楽しく里山の生き物を調べます。科学の考え方を楽しく学ぶ体験を通じて、子どもたちの「探究する力」の育成を目指します。結論はみんな違ってみんな良し◎です。