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山仕事の無事を祈る「十二講」

月曜日, 2月 17th, 2020

2月9日(日)に山仕事の無事を祈る伝統行事「十二講」イベントを開催しました。
かつての雪里では雪が降り積もっているこの時期に山に入り始め、伐った木を雪ぞりを使って運び出しました。
「十二講」はそんな山仕事の無事を山の神様に祈願する伝統行事です。しかし、人と山の関わり方が変化したこともあって、松之山では数十年前に途絶えてしまいました。

イベントはお米を粉にして「カラコ」というお団子を作るところからスタート。
みなさん黙々とすり鉢に向き合っています。

摺り終わったら水を入れて耳たぶくらいの硬さになるまでこね、カラコを作ります。
食べるものは直径5cmほどの平たいお団子にし、お供え用に小さく丸めたものを藁筒(ワラツトッコ)に入れます。集落ごとにワラツトッコに入れるカラコの大きさや数が違い、キョロロでは小さく丸めたものを12個入れる松之山浦田地区のスタイルで行っています。

その後、キョロロの玄関前で弓矢と共に飾り山仕事の無事を祈願しました。
今年も無事に山での活動が行えますように。

ゆでたカラコは、醤油の実とともにいただきます。
地炉の炭火にあたりながら、昔ながらの素朴な味を楽しんでいただきました。