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【開催報告】ザリガニ標本づくり【標本づくりで学ぶ外来種】

土曜日, 12月 10th, 2022

標本づくり講座シリーズの新弾「ザリガニ標本づくり」を開催しました。
これまで昆虫を中心に開催してきた標本づくり講座ですが、今回は初めてアメリカガリガニの標本をつくってみました。

標本づくりを学ぶまえに、まずはザリガニについて少しお勉強。
日本には在来種のニホンザリガニのほかに、外来種のウチダザリガニとアメリカガリガニがいることや、それらがどんな生き物なのかを学びました。

少しお勉強したあと、ザリガニ標本づくりのスタートです。
アルコールで固定してあるザリガニから、標本にしたいザリガニをひとりひとつ選びます。
夏や秋の間に集めた大きめのザリガニから、お気に入りの一匹をチョイス。
\これに決めた!/

ザリガニの場合、カタチを整えていくまえに、ひと手間かけないといけません。
背甲をパカッと開けて、内臓や筋肉を取り除きます。
少し甲殻類に特有の臭いがしますが、頑張って丁寧に取り除いていきます。

内臓や筋肉を綺麗に取り除き、水気をとったら、展足板(今回は発砲スチロール)にのせてカタチを整えていきます。
自分の思う「カッコいいカタチ」になるように、ハサミや足をマチ針で固定していきます。

そして完成!アメリカガリガニの乾燥標本です。
大きなハサミが立派で、カッコいいですね。

このまましばらく乾燥させて(~1ヵ月ほど)、ハサミや足が動かなくなったらマチ針を外します。
ヒゲやシッポは曲がりやすいので、乾燥中はときどき様子を見ておきましょう。

ザリガニの標本づくりは、試してみるとそこまで難しくありません。
参加者の皆さんにお配りした「ザリガニ標本のつくり方」をアップロードするので、ご家庭でも試してみてくださいね♪

ザリガニ標本の作り方をダウンロード(PDF、画質を落としてあります)