深坂峠~野々海のブナ林散策

松之山自然友の会のイベントで、長野県との県境、深坂峠~野々海峠周辺のブナ林散策に参加してきました。
長野県側からはまだ通行止めですが、松之山からは通行が可能になっています。

深坂峠から松之山方面の眺めです。


野々海池の隣にある湿原です。
日差しは強いものの、標高1000m以上なので、風がとても涼しく感じました。


食虫植物のモウセンゴケです。お食事中の個体や花を咲かせた個体もいました。


林道沿いにはところどころアカモノが赤い実をつけていました。
一粒頂戴すると、やさしい甘さが疲れた体をいやしてくれます。


信越トレイルのブナ林です。
道はふかふかで、前の人が歩く足をみると、靴が地面にズズっと沈んでいました。
ブナの巨木や風雪に耐えた奇木を見ながらどんどん進みます。


こんな昆虫もいました。
キョロロに帰ってから、鶴研究員に聞くとブナ帯にしかいない珍しい昆虫とのこと。
オオチャイロハナムグリという、準絶滅危惧種に指定されている国内最大のハナムグリです。


帰りに、深坂峠の近くにある「深山の清水」でのどを潤しました。
夏ですが水温なんと7℃!手がジンジンする冷たさでした。


車に戻ると夕立が。気づくと天水山の上には巨大な積乱雲が発達していました。

夏らしい暑い日が続いていますが、高原では涼しい風を感じながら気持ちよくブナ林を散策することができました。

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撮影日:2011年8月7日

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