秋のクマ大量出没にご注意ください

残暑厳しい毎日。ブナ林に足を踏み入れると、少し涼しく感じ癒されます。
そんな今年のブナの木、昨年と何だか様子が違うことにお気づきでしょうか?

昨年のブナの木には大量の種子が付いていた(大豊作)のに対し、
今年のブナの木には種子がほぼ皆無(凶作)です。
このようなブナの種子の豊凶と、森の生き物たちの営みには密接な関係があり、
特にブナの凶作の年は、里へ出没するクマが多くなることが言われてきました。

新潟県では2006年、2010年にクマの大量出没が起こり、両年ともブナの凶作年でした。
今年もブナの凶作年のため、クマの出没リスクが高いことが予測されています。

そのため、キョロロ、国際自然環境アウトドア専門学校、新潟ワイルドライフリサーチ、長岡技術科学大学の4団体が、秋のクマ大量出没に備えてもらうよう注意喚起チラシを作成し、県を通じて佐渡市以外の県内全市町村に情報提供を行うなど、広く周知を行っています。

チラシはコチラからダウンロードができます。

これから秋にかけてがクマ出没の本番となってきます。
このチラシはキョロロのHPからもダウンロードできるようにしましたので、秋のクマ出没に備えてもらうとともに、中山間地の多くの方々に周知していきたいと思います。

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撮影日:2012年8月25日

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