【目立たない植物も調べよう!】5/17、24(土)「スゲしらべ」のご案内
2025年 5月 5日at 3:59 PM kyororo @③イベントだより
今年度の「市民参加型生き物調査」ではちょっとマニアックな植物を探します。それは「スゲ」です!
5/17と5/24に、市民参加型生き物調査「スゲしらべ」を実施します。特別な知識や技能は必要ありませんので、お気軽に参加ください。春の花々を見ながら、一緒にスゲを掘りましょう!
「スゲ」という名前を聞いたことはあるでしょうか?漢字で書くと「菅」で、人名や地名などで見たことがあるかもしれません。スゲガサやスゲボウシ、物を束ねるヒモ代わりなど、道具に使ったことがある人もいるかもしれません。
▲スゲで編んだ山笠。カサスゲという種類のスゲが使われます。
▲スゲを使って山菜などをしばる。コシノホンモンジスゲなどが使いやすく、十日町では「タツノケ」と呼ばれます。
スゲは、イネ目カヤツリグサ科スゲ属(Carex属)の総称です。イネのように細長い葉と、粒々の実がなった穂をつける草です。
実は、日本には252種類、世界には2000種類以上ものスゲが居るといわれています。中には、海浜、高山の岩の隙間、火山の火口付近などの特殊な場所に生える種類や、分布域が狭い「ご当地スゲ」もいます。スゲってスゲ~!
▲ミヤマカンスゲ。十日町では「ヒロノ」と呼ばれ、蓑の材料にしました。
しかしキョロロの周りでは、どんなスゲが生えているのか調べきれていない状況です。スゲは派手な花を咲かさず、葉っぱはどれも似ていて、あまり目立ちません。地域の植物を調べるキョロロの市民参加型調査「花ごよみしらべ」でも、現場では分からず、スルーしてしまうことが常でした。今年は腰を据えて、じっくりスゲを調べてみたいと思います!皆様のご協力、よろしくお願いします。
【申 込】お電話またはイベント予約申込フォーム
▽インターネットでのイベント申込は以下のフォームから▽
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSd8qwbhJcnObYwYBDsjFAVnwq2Z1MkelTbBZ9w7rbfocINELA/viewform