パンスターズ彗星を見ることができるか?

2011年に発見されたパンスターズ彗星が北半球でもいよいよその姿を見せると報道されている。キョロロ近くでその姿を見ることができるか探してみた。西の空の地平線すれすれに見えるので、その観望に適した場所はなかなか見つからない。

まだ雪が3mも残っているので車での移動が可能である場所を探した。

昨日の午後7時過ぎに撮影した写真で確認すると、パンスターズ彗星は沈んでいる。おまけに、黄砂や花粉が飛び交っているので地平線間際はかすんでしまう。さらに、太陽に近いために、淡い彗星を捕まえるのは容易ではないことが分かった。

今日は、日本海側は冬型の気圧配置で天候が悪く彗星を見ることはできないけれど、明日以降は彗星が太陽から遠ざかるので見やすくなる。天候が良ければ観望と写真撮影に挑戦しよう。

昨日、午後7時過ぎのパンスターズ彗星が見えると予想される西の空の様子。
くじら座ζ(ゼータ)西寄りの空 f=250mm

南天には、木星がおうし座のアルディバランをしのぐ明るさで輝いていた。まだまだ木星の観望は好機が続く。

中央やや左上に一番明るく輝く星が木星、その左下には赤いアルディバラン、右にはスバル(プレアデス星団)が見える。

 

 

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撮影日:2013年3月9日

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