博物館の大切なシゴト-標本管理-

雪の話題が多い今日この頃ですが、ちょっと雪から離れて、博物館のお仕事の一つをご紹介します。

博物館の仕事のひとつに、資料の収集・保存というものがあります。キョロロでは、地域の自然や文化に関わる有形・無形の様々な資料を収集・保存し、展示などの博物館活動へ活用しています。

生物の標本も多々収集・保存していますが、現在キョロロでは昆虫標本の整理を黙々と進めています。

これらの標本は、地域の生物多様性を把握するうえでの基盤となる大変重要な資料となります。

いつ・どこで・どんな昆虫がいたのかを、しっかりとデータベース化し、地域の特徴をしっかりと残していく、博物館の大切な仕事のひとつです。

これらの地域の生物多様性に関するデータを、全世界で共有し閲覧できるように、GBIFという国際的な取り組みにも参加しています。
http://www.gbif.jp/v2/

数千点にも及ぶキョロロの収蔵標本ですが、この地道な作業が、地域の生物多様性を知るためには欠かせない、博物館の大切な仕事のひとつです。

ちょっと雪から離れた、話題でした。

map_link_img地図へのリンクはこちら
撮影日:2015年1月31日

Comments are closed.