「森の学校」キョロロと新潟大学ダブルホームほりごたつとの皆さんとの協働で、終戦後、寒地の育苗法に広く採り入れられ,稲作発展に大きな役割を果たした「保温折衷苗代」で稲の苗作りをしています。
次の図のように、田んぼの土で作った苗床に多孔質のミリオンマットを敷き、その表面にはな泥を浮かせます。そこに種籾を播き燻炭を掛け油紙等で覆い保温を促進させます。最後に、ビニルシートでトンネル状に保温します。この保温折衷苗代は、丈夫な苗を早く作り、寒い地方でのお米作りに大きな成果を出しました。
ミリオンマットを敷いた後、はな泥を浮かせています。
すじ撒きです。
燻炭を掛けます。
保温用のシートを掛けます。
トンネル状の支柱を使い、ビニルシートをトンネル状に掛け保温します。
これでできあがりです。
ここで育てた苗は、ほりごたつの皆さんの田んぼとキョロロの田んぼの田植えに使います。
今年は、6月3日に苗取り、田植えを予定しています。
ほりごたつの皆さんが栽培している田んぼは、完全無農薬です。たくさんの生き物がいます。この作業の合間に、シュレーゲルアオガエルとトノサマガエルの抱接が観察されました。
シュレーゲルアオガエルの抱接
トノサマガエルの抱接
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撮影日:2018年4月28日