若木迎え・どんど焼き・花餅飾り2021

【若木迎え・どんど焼き・花餅飾り2021】
小正月の伝統行事イベント「若木迎え・どんど焼き・花餅かざり」を本日開催しました。新年の恵みを祈り、家内安全・無病息災を祈る、雪里松之山の小正月の伝統行事です。皆様に一刻も早く平穏な日々が訪れますよう、雪深い松之山からお祈り申し上げます。
若木迎えは約40~50年ほど前まで松之山の各集落で行われてきましたが、薪を燃料として使わなくなった現在では行われなくなり、一度途絶えてしまった伝統行事です。積雪4mに迫る雪深い山に分け入り、その年の恵方(今年は南南東)に向かい祭壇を作り、旧年の感謝と新年の恵みを祈念しました。皆様に幸せが訪れますように。その後、参加者の方に協力いただきながら、周辺の若木、枝を伐りました。若木迎えは「木伐り正月」とも呼ばれ、1/11~14の間に行われることが多かったそうです。
若木迎えで切ってきた木を囲炉裏で燃やして煙を浴びると若返る、体が丈夫になるという言い習わしがありますが、キョロロでは伐ってきた木を、藁でつくった賽の神に刺し入れ、いっしょに燃やします。子どもたち中心に点火していただき、豪快に燃え上がるサイノカミ。カラムシの茎でつくった「トボシ」を使って、火を分け点火します。
その後館内に移動し、花餅かざりを作りました。今年も5色の花餅を用意しました。雪に覆われ花のないこの時期に行われてきた小正月の伝統行事です。立派な花餅飾りが完成しました!
新型コロナウイルス感染拡大防止策として例年とは違い規模縮小や制約がある中でしたが、無事に小正月の伝統行事体験イベントを開催することができました。みなさま良い年になりますように。

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