スズメバチより怖い一善さん

キョロロの木道の下からスズメバチが出てきます。どうやら巣があるようです。これは困ったと一善さんに相談したところ、どこどこ、とハチが出てくる場所に平気で顔を近づけて観察してから、「キンチョ~ル~」と気楽に鼻歌を歌いながら殺虫剤を取りに行きました。

戻ってきたら丸腰で木道の奥に殺虫剤を噴射し始めました。私はとばっちりを食わないように数メートル離れて、飛んでくるハチを網で捕獲して殺します。しばらくしたらハチはほぼ全滅したようなので、一善さんが木の棒で奥のハチの巣を掻き出しました。まだ7月なのになかなか立派な巣です。

面白いことに、一つの巣から2種類の働きバチが出てきました。

下の2匹はキイロスズメバチで上の5匹はチャイロスズメバチです。この巣はもとはキイロスズメバチの巣でしたが、チャイロスズメバチの女王がキイロスズメの女王を殺して乗っ取ったから、このように2種類のハチが出てくるのです。もう少し時間が経てば働きバチも全てチャイロスズメバチに置き換わります。

さて、あとは巣から蛹を取り出しておいしく頂くだけです(蛹屋には白い膜がかかってるので殺虫剤がかかっていません)。

幼虫は腹にフンなどが詰まっててまずいですが、蛹は余計なものが全部出ているので結構いけます。生でも食べれますが、やはり炒めたり揚げたりして塩やしょうゆで味を付けると美味しさが格段に増します。ごちそうさまでした。それにしても、一善さんには怖いものなどないのでしょうか?凡人にはとても真似できません。

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撮影日:2009年7月16日

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