【SDGs】里山の生き物サポーターズ④-ため池のヒシ採りで開放水面づくり(第2回)-

<協力者募集中!>「里山の生き物サポーターズ」は里山管理活動と連動した生物多様性保全活動イベントです。今年度も里山の田んぼ、ため池、森、草地をフィールドにした里山管理活動を通して、みんなで楽しく生き物が暮らしやすい環境の創出や維持を目指します。

第4回目(9/18)はため池のヒシ採りを行い、開放水面をつくります。前回7/31に引き続き第2回目の開催です。ちょうどヒシの実が収穫できる時期ともなりましたので、収穫も楽しみましょう!
キョロロの森に隣接するため池では、体験学習やイベントで様々な水生生物を観察することができます。例年夏になると池の水面が見えなくなるほど一面にヒシが繁茂します。今回の活動ではヒシの一部を除去し開放水面をつくることで、大きな開放水面を好む生物にとっても利用しやすい水辺環境をつくります。また里山ではヒシの実を食料としても採取してきました。今回は実の採取には時期が早いですが、ため池の生き物も観察しながら、ヒシ採りを通じて水辺の生き物の生息環境づくりにつなげていきます。

第4回里山の生き物サポーターズ
【開催日時】2021年9月18日(土)10:00~12:00
【参加費】無料
【定員】20名(事前予約制)
【その他】胴長などお持ちの方はご持参ください。新型コロナウイルス感染拡大防止策の一環としてマスク着用でご参加ください。こまめな水分補給や着帽など熱中症対策もお願いいたします。

<里山の生き物サポーターズ>
キョロロでは里山管理活動と連動した市民参加型の生物多様性保全活動「里山の生き物サポーターズ」を実施しています。木を伐る、草を刈る、水環境を管理するといった伝統的な里山管理が、多くの生物の生息環境の創出や維持につながることに注目し、「里山の生物多様性の保全」という目標を共有しながら里山管理活動を参加者の皆さんと実践するものです。近年、国連が掲げる「SDGs(持続可能な開発目標)」の達成に向けて、私たちの生存の基本である衣食住を担う「生態系サービス(生態系からの恵み)」の持続可能性が、重要なテーマとして認識されています。人間活動の影響を受けて持続的に維持されてきた里山は、持続可能な社会形成に向けた環境-人間のつながりを考える上で、実践的な学びや行動の舞台として適した場所の一つだと私たちは考えます。「里山の生き物サポーターズ」は、里山の生物多様性の保全を目的に誰もが参加できるボランティア参加型のイベントです。里山に関わる一人一人の行動が、里山の持続的な暮らしと生物多様性のつながりの実感に結び付き、里山の生物多様性の保全やその達成に向けた教育資源となることを期待しています。

Comments are closed.