実施日:令和3年11月27日(土)午前8時30分から11時30分まで
「30年ぶりのハヤブサ確認」
初雪の寒い朝、気温1℃、雪とあられが混じる雨の中でも時々青空にお日さまが出るころころ変わるお天気の中での探鳥会でした。
初めは野鳥の地鳴きの小さな声はするもののなかなか姿を見ることができませんでしたが、それでもカラ類の混群や、カワラヒワの群れを観察する中、冬鳥のツグミの姿をようやく見つけることができました。
越道川では、マガモ、カルガモ、カワガラス、セグロセキレイなどの水鳥を観察し、川原や周辺の水田では、ノスリ、カワラヒワ、カシラダカ、スズメ、ホオジロなどを観察しました。
松之山では30年ぶりとなるハヤブサの確認ができました。ハヤブサは、日本では留鳥になる鳥ですが、繁殖期以外は単独の行動をとるようです。内陸の松之山まで入ってくることもあることが確認された貴重な探鳥会でした。それにしても、飛んでいる一羽の確認はとても大変なことですが、今回は参加していた会員3人のカメラに収まり確認することができました。
今回は、コロナの感染拡大が少し収まり人の移動や会合などの制限が緩和される中、探鳥会の参加者も県内限定の制限を解除しました。今後は、感染防止対策をしっかりした上で大勢の方から野鳥の宝庫松之山を訪れていただきたいと思います。定例探鳥会は、毎月第4土曜日に実施しています。今後の12月から3月の真冬も実施します。
松之山野鳥愛護会では今月探鳥のしおりの増補改訂版を発行しました。ご希望の方は「森の学校」キョロロにお問い合わせください。
確認種 23種
マガモ.カルガモ、キジバト、ノスリ、アオゲラ、ハヤブサ、カケス、ハシブトガラス、ハシボソガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、ゴジュウカラ、カワガラス、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、セグロセキレイ、カワラヒワ、ホオジロ、カシラダカ 青字:冬鳥
探鳥会の様子
開会の様子樋口撮影
マガモ 樋口撮影
初雪で雪だるま 樋口撮影
ハヤブサ 樋口撮影
ハヤブサ 森撮影
ツグミ 村山撮影
田んぼで採餌するセグロセキレイ 村山撮影
よく見るとケラを咥えていた。村山撮影
群れるカワラヒワ 樋口撮影
カシラダカ 樋口撮影
観察会終了後の鳥合わせ 樋口撮影
途中で見事なツルウメモドキを見つける。 村山撮影
松之山野鳥愛護会発行の増補改訂版「探鳥のしおり」
しおりの中身