【ひと握りの土の中にいる生き物は?】-探求型自然体験「キョロロ生物部」③-

\ひと握りの土の中にいる生き物は?/
里山の自然や生物を探求する「キョロロ生物部」。6月のテーマは「生き物の数を数える」。一握りの土の中にはどんな生き物がどのくらいいるのか?を調べました。
STEP1の予想では、「土の中にはどんな生き物がいると思いますか?」「どのくらいの数がいると思いますか?」について予想してみます。
ダンゴムシ、アリ、昆虫の幼虫、ミミズなど、子どもたちはたくさんの生き物の名前を挙げてくれました。土の中にはいろいろな生き物が暮らしていそうです。
予想が終わったら、実際にキョロロ周辺で土の採集です!

各自、落ち葉と一緒に一握りの土を採集します。
土を観察してみると、葉っぱがボロボロだったり、腐朽した木があったり、土の粒があったり、匂いがしたり、土には様々な特徴があります。

キョロロに戻り、さっそく土の中の生き物を探します。
小さな生き物は吸虫管を使って集めていきます。

採集した生き物は虫メガネや顕微鏡などを使って拡大してみます。
幼虫を加えているアリ、小さなダニ、ジムカデなど土の中に暮らす小さな生き物の姿をじっくりと観察しました。
今回は18種類の生物を発見することができました。数は参加者是全員で234個体でした。

最後に、「生き物の多い・少ない土って、どんな土だろう?」をみんなで考えました。
森の中で湿っている土には生き物が多い、逆に乾いていて落ち葉が少ないと生き物が少ないかもしれない、いろいろな意見が出てきました。
足元の小さな環境にもたくさんの生き物が暮らしていることを実感することができました。

キョロロ生物部では、予想→調べる→考察するという科学的な思考を毎回体験し、自分なりの考えでなぜ?に答えてみることに挑戦していきます。結論はみんな違ってみんな良し◎です。来月は7月17日(日)の開催です。次回も楽しく自然を探求しよう!

\調べるって、楽しい!/
「キョロロ生物部」は里山の生き物をテーマに、予想→調べる→考察するという科学的な思考を毎回体験し、自分なりの考えでなぜ?に答えてみることに挑戦していきます。科学の考え方を楽しく学ぶ体験を通じて、子どもたちの「探究する力」の育成を目指すイベントです。結論はみんな違ってみんな良し◎です。今年度は4月からスタートし、「観察する」「数える」「比べる」などをテーマに、自分たちの手で里山の生き物を調べ、探求します。生き物が好き、調べることが好き、地域の自然をもっと知りたい子どもたちのご参加をお待ちしています。

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