残り柿に冬鳥群れる ツグミやシロハラ 定例探鳥会報告

12月の定例探鳥会は、荒天にもかかわらず収穫の多い探鳥会となった。

12月24日(土)午前8時30分から11時30分まで

天候 雪、時々曇り、開始時の気温2℃

参加者 大人5人

出現種 25種:マガモ、カルガモ、コゲラ、オオアカゲラ、アオゲラ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、ヒガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、エナガ、ムクドリ、シロハラ、ツグミ、ルリビタキ、ジョウビタキ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、アトリ、カワラヒワ、マヒワ

積雪と荒天の為に松口集落内から道路沿いに進み、三差路から光間方面に。途中で引き返した。その後は通常通りのコースをたどった。

時々吹雪になるが、気温が緩んだのか雪に雨が混じる。雨、雪、風の合間からの探鳥会となった。

集落内を進むとアオゲラが木から木へ飛び交っていた。杉の木の中にアトリの大群を見つけた。その数100羽以上。スギの実の中の種を啄んでいる。アトリの白っぽいからだがスギの枝にぶら下がっている様はまるでクリスマスツリーのイルミネーションのようにも見えた。アトリに加わるマヒワの40羽くらいの群れも確認出来た。

木々を行き来するカラ類は、ヤマガラ、シジュウカラ、エナガ、ヒガラ、コゲラの混群となっていた。ジョウビタキとルリビタキが林床近くで採餌に勤しんでいた。

オオアカゲラが目の前の木の幹に現れしきりと木をつついていた。隣の木へと渡り歩いていた。

残り柿にはシロハラが混じるツグミの群れがいた。この時期としては珍しいムクドリも確認できた。1月中旬になるとこの柿は無くなってしまう。

川面には、カルガモとマガモの群れがゆったりと浮かんでいた。セキレイの仲間は、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイの3種すべてを確認することができた。まだ積雪がなく田んぼや水路、やそよが見えているところで採餌をしていた。

これから続く厳しい冬を何とか乗り切ってほしいものである。

探鳥会で撮影された野鳥

カルガモとマガモ 村山撮影

オオアカゲラ 樋口撮影

オオアカゲラ 加藤撮影

オオアカゲラの飛翔 村山撮影

残り柿を狙うハシブトガラス 加藤撮影

残り柿を咥えて運ぶハシブトガラス 樋口撮影

シジュウカラとヒガラの群れ 樋口撮影

久しぶりに確認できたムクドリも残り柿を狙っていた 加藤撮影

残り柿に来たツグミ 樋口撮影

コシアブラの実を啄むジョウビタキ 稼働撮影

林床で餌を探すジョウビタキ 加藤撮影

やそよに飛来したキセキレイ 樋口撮影

クリスマスツリーのイルミネーションのようにスギの実にぶら下がるアトリの群れ 樋口撮影

スギの種を啄むアトリ 加藤撮影

アトリと同じようにスギの種を求めて飛び交うマヒワの群れ 樋口撮影

雪の中で観察する参加者 樋口撮影

 

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