「ヤマガサ」と「ズッポガサ」
土曜日, 1月 28th, 2012キョロロには昆虫をはじめとした生物標本だけでなく、松之山の皆さんのご協力のもとに集められた様々な民具も収蔵されています。今日はそんな民具たちの中から、「笠」を紹介したいと思います。
日よけや雨具として季節を問わず使われてきた伝統的な被り物である「笠」。主に菅を材料として作られています。
裏側はこんな感じ。
「ゴトク」と呼ばれる頭に接する部分を笠の本体にくくり付けて使います。
実はこの「笠」には2種類あって、松之山では天候に応じて使い分けられていたそうです。
古くから使われてきた笠ですが、とても便利なため、松之山では今でも現役で使われています。私も毎日雪かきの度にお世話になっていますが、実際に使ってみるとその便利さに驚きますよ。
キョロロでは紹介した2種類の笠を試着できるコーナーもありますので、ご来館の際にはぜひ両方の笠をかぶってみてください。
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撮影日:2012年1月28日