Archive for 12月, 2016

美味しいあんぼができました

日曜日, 12月 4th, 2016

冬期は雪里の伝統的な食文化や伝統行事を体験できるイベントが盛りだくさんです。
今日は毎年恒例のあんぼづくり体験イベントを開催しました!
多くの皆さんからご参加いただき、和気あいあいとした雰囲気の中、大根菜、あんこ、柿を材料とした3種類のあんぼを作りました。

あんぼは米粉を生地に使い、大根菜やあんこなどを中身に包む雪里の伝統食です。
イベントではゆるく炊いたご飯も入れ食感を良くします。

生地づくりのコツの一つは熱いうちに素早くこねること。
皆さんひたすらコネコネコネ・・・

あんこあんぼは生地にヨモギを練り込み、柿あんぼは事前に渋柿を煮ておき、生地に練り込んでいきます。

先生から生地にOKが出たところで、中身を包んでいきます。
絞るように空気を抜きながら包むのがコツです。

昔からあんぼを作ってこられた地域の方から作り方のコツや、昔ながらの生活のお話も教えていただきました。

完成したあんぼは茹で、囲炉裏で表面をこんがり焼いておいしくいただきました!
茹でてそのままでも食べることができますが、炭火で表面をカリッと焼くと香ばしさが加わり美味しさUPです!

皆さんから、とても楽しかった!おいしかった!という感想をいただき、中には「小さい頃、昔のあんぼはくず米を使っていて嫌いだったけど、キョロロのイベントに参加するようになってあんぼが好きになった」との感想もいただきました。

おなかもいっぱいになった「あんぼづくり」。あんぼづくりの達人の「あんぼづくりレシピ」もご用意して参加者の皆さんにお配りしました。是非ご自宅でも作ってみてください!

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撮影日:2016年12月4日

味噌玉吊るし

金曜日, 12月 2nd, 2016

 キョロロの地炉に、味噌玉出現

恒例のキョロロ味噌を作るための、みそ煮、味噌玉つくりが行われました。地炉の天井に、吊るした味噌玉には、豆麹菌が発生し、3月には、さらに米麹と塩を混ぜてキョロロ味噌に仕込みます。

今年は地元産大豆30㎏を使いました。

大豆の水洗い(11月25日)

豆煮(みそ煮)(11月26日)半日ほどかけて大豆を軟らかく煮ました。大豆を親指と小指ではさんでつぶれるくらいの柔らかさになるまで煮ました。耳たぶの柔らかさ程度です。

豆つぶし(11月27日)
朝、もう一度温めて熱いうちに豆つぶしを行いました。機械のハンドルを回すと、中央のらせん状の芯が回り豆を前方につぶしながら押し出します。小さな穴からつぶれた豆が出てきます。

つぶれた豆を味噌玉にします。今年は、400gずつの大きさにしました。

できあがった味噌玉です。約170個できました。

吊るされた味噌玉 11月28日

味噌玉を一つずつ藁(わら)で結わえて、二つで一組にして天井の梁に吊るしました。

この味噌玉に、白い豆麹菌が発生します。3月12日(日)の午前中に、この味噌玉を細かく砕き、米麹と塩を混ぜて味噌に仕込みます。9月頃にはおいしいキョロロ特製の味噌が出来上がります。

今回の味噌煮と3月の味噌仕込イベントに参加された方には、一人に500gの味噌を差し上げます。ふるってご参加ください。

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撮影日:2016年11月28日