スナヤツメの産卵
土曜日, 4月 18th, 2009赤倉集落にお住まいのご家族から、スナヤツメをいただきました。
スナヤツメは、円口類という仲間に属し、まだあごがない段階の原始的な魚です。姿も変わっていて、「原始的」という言葉がしっくりきます。
そのスナヤツメが、卵を産みました!
数匹が寄り集まっています。するとその中の1匹が壁に吸い付き(口が吸盤状)、その上にもう1匹がくっついてしっぽをぐるぐるっと巻きつけ、「ぶるぶるっ」として産卵が行われるようです。
砂利の中に卵を見ることが出来ます。
撮影は一善さんです。
肉眼でもはっきりと「つぶ」が見えますよ!
スナヤツメの産卵を見たのは初めてで、とても興奮してしまいました。
スナヤツメを見た地元の方からは、「これは眼にいいんだよね、漢方薬として昔売ってたよ」という声を何度かお聞きしましたが、これにもびっくり。眼がたくさんあるように見えるから、いかにも眼に良さそう、というイメージでできた薬なのか、それとも本当に薬効があるのか??気になるところです。
なお、スナヤツメは産卵すると死んでしまうようです。せっかく頂いたのに、数日しか姿を見ることができず、残念です。
卵が無事に育ってくれるといいのですが、難しいかな・・・。
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撮影日:2009年4月16日