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白いアオダイショウの愛称募集

月曜日, 4月 22nd, 2019

2018年9月に南魚沼市で発見されキョロロに寄贈いただいた白いアオダイショウの愛称を募集いたします。
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【募集期間】2019年4月27日(土)~5月6日(月)
【応募方法】館内に応募用紙と応募箱をご用意します。「愛称」と「愛称の説明」、住所・氏名・年齢などをご記入の上ご応募ください。メールなどでご応募いただくことも可能です。
【愛称決定について】6月末までに「キョロロ生物部」の子どもたちが決定し公表します。
※キョロロ生物部:2019年5月スタートの自然探究型イベント

アオダイショウは身近な里山のヘビであり、カエルやネズミ類を食べ、そしてサシバなどの猛禽類に食べられる存在でもあります。白いアオダイショウを通じて、生き物同士のつながりや里山の生物多様性を是非感じていただければと思います。

<白いアオダイショウについて>
突然変異によってメラニン色素を合成できない生物個体を「アルビノ」と呼びます。アルビノのアオダイショウは山口県岩国市では天然記念物に指定され保護されています。完全なアルビノのアオダイショウは眼が赤く(血液の色が見える)なりますが、今回南魚沼市で発見されたこの個体は、眼が黒いことや薄っすらと体に模様が見えることから、完全なアルビノではなく「白変種」と呼ばれる個体となります。自然環境下での白変個体の出現は非常に珍しく、かつ捕食者にも見つかりやすいため生存は極めて稀と言われています。この白いアオダイショウは里山の田んぼ周辺で発見され、体長約1mほどのまだ若い個体と考えられます。多くの方々に見ていただき里山の生き物を感じて欲しいとの発見者の方々のご意向で、昨年キョロロにご寄贈いただきました。