2月13日（日）に山仕事の無事を祈る里山の伝統行事「十二講」イベントを開催します。
かつての雪里では雪が降り積もっているこの時期に山に入り始め、伐った木を雪ぞりを使って運び出しました。「十二講」はそんな山仕事の無事を山の神様に祈願する伝統行事です。

現在では人と山の関わり方が変化したこともあって、松之山では数十年前に途絶えてしまいました。人と自然とのつながりを色濃く感じられる行事を、キョロロではイベントとして開催し継承しています。

例年、お米を粉にした「カラコ」というお団子を作り味わっておりましたが、昨年同様今年も新型コロナウイルス感染拡大防止策の一環としてお供えの弓矢と藁で作った「ワラツトッコ」を自作する内容へ変更し開催いたします。

【日時】2022年2月13日（日）10時～12時
【定員】20名
【参加費】500円、友の会会員：高校生以上200円、小中学生100円、未就学時：無料
【内容】イベントでは「カラコ」という米粉で出来たお団子を藁でつくる容器「ワラツトッコ」に包み、弓矢と共に雪上にお供えします。参加者各自で藁を綯い藁ひもを作ったり、藁でつくる容器「ワラツトッコ」や弓矢を自作したりします。

＼冬の美人林をVRで疑似体験／
まるで冬の美人林に足を踏み入れたのかような疑似体験を「VR（バーチャル・リアリティ）」で体験できる映像をYoutubeで期間限定公開しています。
例年2月は美人林の積雪量も最大となり森は雪で覆われます。冬の美人林をぜひスノーシューでお楽しみいただきたいものの、コロナ禍で昨今なかなか遠出ができなかったり、気象や路面状況などで冬の来訪が難しかったりする面もあったりします。VRを使って冬の美人林をおうちでも疑似体験できる新たなコンテンツを整備し、展示やyoutubeでご紹介しています。
バイノーラル録音した「しずり雪（枝先から落下する雪）」、オオアカゲラのドラミングの音などの冬の美人林の「音」。枝先に付着した雪「雪の華」や雪で覆われたブナ林の表情。約3分ほどの音と180°VR映像で臨場感あふれる冬の美人林をぜひお楽しみください！

＜閲覧方法＞Youtubeへアクセスし全画面表示でお楽しみください。
【スマホ・タブレット】端末をもって見上げるように動かします。
【パソコン】マウスで画面をドラッグします。
※高画質にするとより鮮明に冬の美人林の様子をご覧いただけます。

本映像はキョロロ館内でも体験型展示として体験することができます（大型モニター＋タブレット端末）。
館内では本映像とは別に、クイズを解きながら冬の美人林を疑似散策できる360°VR映像もございますので、合わせてお楽しみください。