Archive for 2月 13th, 2011

十二講

日曜日, 2月 13th, 2011

今日は冬のイベント「十二講」を開催しました。
十二講は一年間の山仕事の無事を、山の神様にお祈りする地域の伝統行事です。
地元からそして東京からもたくさんのみなさんからご参加いただきました。

まずはカラコ作りから。
一晩水に浸し、一日乾かしたお米を、すり鉢を使ってゴリゴリと粉にしていきます。
みなさん無心でゴリゴリされています。

がんばれ~!

粉にした後は、水を加えてこねていきます。
耳たぶくらいの硬さにするんですが、なかなか加減が難しい。先生のOKがでたら、お供え用の小さなお団子と、食べる用に小さくつぶしたカラコを作ります。

お供え用のカラコは小さいお団子状に。
ワラで作ったワラスットコの中に12個入れました。地域によってこの数や大きさ、茹でてから入れるとか違うそうです。

こちらは食べる用です。かわいいハート型もあったり。

雪の上にネマガリタケで作った弓矢と、カラコを入れたワラスットコをお供えします。
一善さん、きまってますね~!

無事に山仕事が行えますように。

神様にお供えしたので、今度は参加者で試食です!
茹でたカラコに醤油の実を添えて食べます。

カラコのコシのある食感と、醤油の実の豊かな風味がベストマッチ!
何個でも食べられそうですが、米がぎっしり詰まっているので、結構おなかにたまります。
食堂では、「カラコ定食」も大人気でした。ごちそうさまでした。

map_link_img地図へのリンクはこちら
撮影日:2011年2月12日

松之山郷の自然を食う会

日曜日, 2月 13th, 2011

昨夜、松代のカールベンクスハウスで松之山郷の自然を食う会に参加してきました。
松之山には多くの郷土料理がありますが、そのおいしさを多くの人に普及し、
その食文化を活用していこうという趣旨の会です。

こちらはもぐらのお寿司。

もぐらと言っても哺乳類のもぐらではなく、キノコ類のナラタケのことです。
でも、きのことは思えない濃厚な味がするんです。

こちらは車麩。

お肉みたいでとてもおいしかったです。すごいなぁ!

多くの人が集まって郷土料理を堪能しながら、
松之山の未来について熱く語ることができるとても充実した会でした。

最後は、ところ汁を飲んで締めました。

小林さんの笑顔が素敵ですね~。
これを飲めば二日酔いにならないということ。素晴らしい飲み物ですね。

この会では郷土料理を通じて松之山の底力を強く感じました!
また来年もぜひやって頂きたいです。

map_link_img地図へのリンクはこちら
撮影日:2011年2月12日

冬の里山探検

日曜日, 2月 13th, 2011

夏に大盛況のキョロロの森の里山探検ですが、
実は冬でも行っているんですよ。

「冬に探検しても何もないんじゃないの?」と心配されると思いますが、
雪の中をよくよく見ると生き物の営みが見えてくるんです。

ブナ林の中をスノーシューを履いて闊歩します。

ブナ林の新雪の上を歩くのはそれだけでも気持ちがいいものです。

冬でも元気に動く虫を発見!

小さいけれどよくよく観察してみます。

虫たちの冬の越し方はさまざま。みのむしも見つけました!

どこにいるかわかりますか?巧みに隠れています。

キョロロに帰る途中にさっきにはなかったノウサギの足跡も発見!

どこかに潜んでいて慌てて出て行った感じがします。
実物にも会いたかったなぁ。

ちなみに、次回の里山探検は2月27日です。
是非参加してみて下さいね。

map_link_img地図へのリンクはこちら
撮影日:2011年2月11日