10月の花ごよみ調査の報告
土曜日, 10月 25th, 2014
10月18日(土)に定例の10月の花ごよみ調査を開催しました。
咲く花も秋の花となってきました。まだまだ里山ではたくさんの花が見られます。今回の花ごよみ調査では、40種以上の開花した植物が記録されました。
観察された花々などをご紹介します。
今が花盛りのミゾソバです。
しきりに訪れる訪花昆虫の姿も見られました。
コチラは花ではありませんが、センボンヤリの種子です。
先月の調査では「閉鎖花(花が開かず総苞片で包まれたまま、中の花が受粉を終え種子を作る)」でした。
こちらも花盛りのアキノキリンソウです。
日当たりのよい林縁に咲いていました。
ダイモンジソウです。
春に山菜としても食べることができます。沢筋を歩いた際に見られました。
日当たりのよい場所ではリンドウが咲いていました。
これは…幼虫?
のように一見見えますが、ツリフネソウの種子の殻です。
ツリフネソウの実をちょっとつまむと、はじけて種が飛び散ります。そのはじけた後の実がこんな形になります。
ツルリンドウの実です。
ブナ林に赤い実が映えます。
ヤマノイモの葉です。
黄色く色づいた葉と、まだ緑色の葉が混在してきれいでした。
ふと参加者の足を見ると、大量の植物のタネが!!
秋の植物の種子にはこのように動物に付着して種子散布をする種類が多くいます。
チジミザサの種子散布に貢献していました(笑)
こんな生き物にも出会えました。
次回は最終回で11月15日(土)に開催します。
昨年は降雪の後の花ごよみ調査となりましたが、今年はどうでしょうか?
皆様のご参加をお待ちしております。
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撮影日:2014年10月18日