【雪って軽い?重い?】まつのやま学園自然科学部

\雪って軽い?重い?/
1月30日のまつのやま学園自然科学部の活動は「雪の重さ」がテーマ。積雪の深さごとに雪を採取して、重さ(密度)を比べてみました。

新雪はふかふかで軽いですよね。でも雪は、融けたり凍ったりを繰り返すうちに結晶の形が崩れ、しまり雪やざらめ雪へと変化していきます。

スキーや日々の暮らしの中で触れる身近な「雪」を、自然科学部らしくサイエンスの視点で探究してみましょう!

最初みんなで考えた【仮説】は、
———-【仮説】———-
降雪が進むと、下の雪ほど締まって密度が高くなり、重くなるはず。
つまり、「積雪が深いほど(下ほど)重く、上ほど軽い」。
—————————-
です。
では実際に、確かめてみましょう!


キョロロのすぐ外にある雪壁を削り、断面が見えやすいようにしました(高さ約170cm)。
10cm間隔で、円柱形の容器を雪壁に押し当てて雪を抜き取り、重さを測定。容器の重さを差し引いた値を記録しました。
※高さ0cmは厳密な地面ではありません。

結果です。
1立方メートルあたりに換算すると、積雪の深さによって約120~430kg/m³。なんと、約4倍近い差がありました。
では、仮説「深いほど重い」は支持されたのでしょうか?

……あれ!? 積雪130cm付近に、特に重い層があるぞ!
「下ほど重く、上ほど軽い」と単純には言えない結果になりました。

なぜこうなったのか、みんなで考えてみました。たとえば
「雪がいったん降り止んだあと、表面が融けて再凍結し、雪質が変わった層ができたのでは?」
「キョロロの除雪で雪が飛んできて、別の雪が混ざった層ができたのでは?」
仮説を立て、測って、結果を確かめ、理由を考える。
身近な雪の中にも、サイエンスのプロセスがしっかり詰まっていますね。

ちなみに水はどれくらい重い?という疑問も生まれ、
同じ容器に水だけを入れて量り、1立方メートルあたりに換算すると約1000kg(約1トン)。
つまり、雪は同じ体積でもずっと軽い=空気(すき間)をたくさん含んでいるということ。
…と考えた部員たちは、新雪に顔を突っ込んで「呼吸できるかな?」を試していました(笑)探究心旺盛!

【まつのやま学園自然科学部】
キョロロでは、まつのやま学園と連携し、キョロロを舞台に自然科学部の活動を展開しています。
週2~3回、放課後の1時間。里山の自然を自然科学の視点で探究し、楽しんでいます!

【まつのやま学園「雪里留学」】
キョロロの近くにある小中一貫・まつのやま学園では、里山の豊かな教育資源を活用した自然体験・生活体験に根ざした特色ある学習活動を展開しています。
子どもたちの「豊かに生きる力」を育むことを目指し、学区外・区域外からの就学制度「雪里留学」をスタート。雪里留学生として児童・生徒を広く募集・受け入れています。
1週間程度の「お試し就学」も可能で、自然環境を活かしたカリキュラムを体験できます。
キョロロでは、理科や総合的な学習の時間、緑の少年団活動、自然科学部、探鳥会などの教育活動を連携して展開しています。

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