春を探しに キョロロの森へ
金曜日, 3月 16th, 2018キョロロ付近の今朝7時ころの気象状況
天気:雨 気温:4℃ 降雪深:0 積雪深:176㎝ 風弱し
昨日まではよいお天気が続き、春の陽気でしたが、今朝は昨日とは打って変わって雨の朝を迎えました。
雨は雪をたくさん消します。雪解け水で川は増水し近づくのは危険になります。
しかし、一雨ごとに春に近づきます。
昨日のよいお天気に、キョロロの森の春の様子を観察に出かけました。春はもうすぐそこです。
2m近い雪の中、斜面に顔を出したマンサクが、どの植物よりも早く花を咲かせていました。マンサクの名前は、「まず一番には咲く」というところから名付けられたようです。
青空に映えるマルバマンサク
ユキツバキの蕾も膨らみはじめていました。
ショウジョウバカマも、暖かい陽ざしに花芽を伸ばそうとしています。
木々の芽も開花の準備が進んでいます。
タムシバの花芽
ブナの花芽
鳥たちも春を迎え、動きが活発になってきています。
餌をしきりに探すエナガ
春の暖かい陽気に誘われて、もうカナヘビが動き出しています。
春にカナヘビとヘビのどちらを先に見たかによって、その年の行動が機敏に動けるか、或いは動作が緩慢になるかを占う言い伝えがあります。この言い伝えによれば、カナヘビを先に見たので、今年は機敏に動くことができそうです。
陽ざしに現れたニホンカナヘビ
陽だまりに昨秋のタンポポの綿毛が残っていました。
キョロロの森の雪面に残されたカモシカの足跡
キョロロの森には魅力がいっぱい。日曜祝日に行われている里山探検に参加してみませんか。
ちなみに、明日は雪虫調査、明後日は里山探検があります。自然の美しさや、しくみの巧みさ、不思議さに浸ってみましょう。
日曜祝日に開設している地炉での地域に伝わる伝統食を味わうイベントも残り少なくなりました。皆さんのお出かけをお待ちしています。
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撮影日:2018年3月15日